株式会社ZAICO
【開発スピードはこう上げる!】
2ヶ月で新ラインを生み出したSaaS企業のオフショア活用戦略
業種:
SaaS
目的:
開発ライン増設
コスト削減

課題
課題
競争の激しいSaaS市場で他社をリードする機能開発の加速
自社の採用水準を満たす優秀なエンジニアの採用に苦戦
オフショアは品質・マネジメントコスト面でハードルが高い
Border Zとの取り組み
Border Z
との取組
Border Zをトライアル活用してアジャイル開発を実践し、改善サイクルの実現
ZAICO社側から英語対応可能なPMをアサイン
明確な完了条件とFigmaによる視覚的コミュニケーションの重視
成果
成果
2ヶ月という短い期間で新たな開発ライン増設
オフショア開発の品質・マネジメントコストの懸念の払拭
トライアル期間で、在庫データの定時実行機能などユーザーに利用される機能を複数本番環境にリリース

プロジェクト概要
株式会社ZAICOにおいて、同社が提供する『クラウド在庫管理システム zaico』の開発を進める優秀なエンジニア採用に苦戦する中、当社Border Zとオフショア開発のトライアルを実施しました。
当初はオフショア開発について品質面やマネジメントコストに関する懸念を持たれていましたが、実際の導入を通じてそれらの懸念を払拭し、Border Zでのオフショア開発の価値を実感いただくことができました。
課題
ビジネス規模が拡大するにつれ、SaaS分野では新機能開発をスピーディに進め、市場ニーズに迅速に対応できるかが大きな課題となっています。
クラウド在庫管理サービスを提供する株式会社ZAICO(以下、ZAICO社)も例外ではなく、経営陣から「今の開発体制では新機能のリリースに追いつかない」という声が上がっていました。
そこで、スピーディーに開発ラインを増やすことができるオフショア開発を社内で検討しましたが、不安が大きく動き出せずにいました。
ZAICO社のソフトウェアエンジニアであり、今回PMを担当して頂いた渡部郁恵様は、次のように語ります。
ZAICO社PM 渡辺郁恵様
「当社にとって今回は初めての開発の外注検討でした。エンジニア採用の難しさもあって社内リソースを増やせず、とはいえビジネス成長のために開発スピードは上げたい。ところが、経営陣の中に過去に他社でオフショア開発を経験したメンバーがいて、当時は膨大なドキュメント作成や仕様調整でコミュニケーションが難航し、管理コストが非常に大きかったという話を聞かされていたのです。そのイメージが強く、『オフショア開発は負担が大きいのではないか』という懸念が拭えませんでした」
このように、ZAICO社では開発の外注そのものが未経験であったうえに、経営陣の一部にオフショア開発へのネガティブなイメージが根強く残っており、検討段階から慎重にならざるを得ない状況が続いていました。
しかし、新機能リリースの遅れは機会損失につながるため、ZAICO社としてはオフショアを含め多角的なアプローチをする必要があったのです。
そんな中、ZAICO社が新たに知ったのが、オフショアでありながらアジャイル開発にも対応可能な当社のサービスでした。ZAICO社と商談を進める中で、当社COO渡辺がこう説明しています。
「当社のオフショア開発では、Figmaで作成されたモックアップと完了条件を明確にしたユーザーストーリーが提供されていれば、リモート下でもアジャイル体制でスムーズにプロジェクトを進められます。仕様書を細部まで作り込むために膨大な時間を割く必要はなく、結果として社内エンジニアの管理コストを抑えられるのです」
この話を聞いたZAICO社の渡部様は、「ここまでドキュメント作成の負担が少なく、自分たちが要望するスピードで開発が進められるのであれば、過去に聞いたような“オフショアは管理が大変”という懸念はかなり軽減できそうです。経営陣としても、リリーススピードを上げるという大きな課題に対する、有力な選択肢になると感じました」と前向きな姿勢を示し、最終的にプロジェクト開始を決断しました。
Border Zとの取り組み
ZAICO社では開発の外注が初めてということもあり、小規模なチーム編成でのアジャイル開発を2ヶ月間のトライアルとして導入しました。
体制
ZAICO社側のPM1名 + 弊社エンジニア2名で構成されたアジャイルチームを編成しトライアル開発を実施しました。
タスク管理
英語でJIRAチケットとしてユーザーストーリーを記載。完了条件を明確に記載することで認識のズレを最小限に抑えました。また、Figmaの画面設計と合わせて、タスクの指示を行いました。視覚的な要素も活用しました。

コミュニケーション
英語を共通言語として使用し、チケット管理、ミーティングなどすべてのコミュニケーションを英語で実施しました。
定例ミーティングとして、週3回のスタンドアップMTGを実施し、進捗状況の確認や不明点の解消を行いました。また、2週間のスプリント単位で振り返り&プランニングミーティングを実施しました。短いサイクルで開発成果を評価し、改善を重ねました。

プロジェクト成果
2ヶ月間のトライアル期間を通して、順調に開発が進み、当初の懸念点を解消した上で、複数の機能をリリースすることができました。
2か月のトライアルで本番環境にリリースした機能
在庫データのエクスポート定期実行機能

定期的なデータエクスポートをスケジュール設定することで、手作業によるダウンロード操作を不要にし、業務効率化を実現しました。
オフショア開発の懸念点の払拭
ZAICO社CEO 田村壽英様
「過去のオフショア開発では品質低下や予想外のドキュメント作成工数で苦労した経験があり、今回も開始時点では懸念がありました。しかしBorder Z社との取り組みを通じて、適切な体制構築によってオフショア開発が非常に効果的に機能することを実感できました。
成功の鍵は、Border Z社が高い技術力と問題解決能力を持つエンジニアをアサインしてくださったこと、また弊社側でも英語に堪能なエンジニアをPMとして配置できたことにあります。これにより、複雑な仕様や技術的課題も言語の壁なく直接コミュニケーションできたため、解釈の齟齬やタイムラグが最小限に抑えられました。Border Z社との協業は当社のグローバル開発体制の可能性を大きく広げてくれました。」
ZAICO社PM渡部様
「コードが綺麗で実装が早く、責任感もあります。管理負担は週2時間程度で済んでいます。その他、機能の使い勝手の面でもベトナムエンジニア側から提案があるなど、積極性も高いと感じています。」
ZAICO社の開発ラインとして正式に採用
トライアルがうまく行ったことで、ZAICO社のwebチームの今期の開発ラインに正式採用されました。
現在の体制はエンジニア2名とマネージャー1名で進める、効率的な「少数精鋭」チームです。この体制で成果を上げながら、今後はより大きな機能開発や複数プロジェクトの同時進行に向けて、オフショア開発の規模拡大を検討しています。


株式会社ZAICO CTO深田達也様
「私自身も複数のオフショア開発プロジェクトを経験してきましたが、Border Z社のチームは技術的な正確さだけでなく、プロジェクトへのコミットメントが際立っていました。特に、課題に対する先回りした対応や透明性の高い進捗報告により、問題の早期発見・解決ができたことが評価できます。
弊社PMとBorder Z社エンジニアとの間で構築された信頼関係も重要な成功要因で、技術的な議論が建設的に行われ、結果としてスケジュール遵守と期待品質を両立できました。」
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